2017年3月8日水曜日

ネコ違い

こんばんわ、こうたです。

お付き合いの飲み会があって同僚と新宿の繁華街を歩いていたら、道の真ん中に大きなネズミが飛び出してきて、近くを歩いていたオカマさん2人組が「ギャッ」と悲鳴をあげました。

 「あービックリした!
  ネコがいっぱいいるのに、ネズミ一匹捕まえられないなんて、やぁねえ」

などと大声で話しながら、ケラケラ笑いながら去っていく派手な服のオカマさんたち。

ちょうど3丁目も近いしうまいコト言うなぁと思わず吹き出してしまったら、同僚から「え?どういう意味?」と真顔で聞かれて返答にとても困りました(笑)

オカマの方って話が面白い人が多いですよね。頭の回転が早くて、気が利く方が多いイメージ。芸能界で活躍している人が多いのも、そういう部分があるんじゃないかと思います。場を盛り上げるのトークが下手なので、オカマバーで修行したら少しは上手くなるかな(笑)


2017年2月28日火曜日

年の離れた友達ができた話

こんばんわ、こうたです。

失恋でやけ食いしたわけじゃないんだけど、油断してたらデブってきたので、最近、近所のジムのプールで泳いでます。マシンでトレーニングするのは単調で飽きちゃうんですが、泳ぐのは好き。気が付くと2~3時間、泳ぎ続けてたりします。

そのジムで、夕方、よく時間帯がかぶって出会うおじいさんがいます。白髪で、たぶん70歳くらい。
めちゃくちゃキレイなフォームのクロールで泳いでいるのでただモノじゃないな、と思っていたんですが、今日たまたま帰る時間が一緒だったので、

「最近よくお会いしますね」

と、声をかけてみました。

泳ぎのフォームがキレイですね、と聞いてみると、昔、中学校で体育の先生をされてたとのこと。どおりで。丁寧な泳ぎ方にも、納得です。

それからやけに話が盛り上がって、そのまま近所の焼き鳥屋で一杯飲みました。まさか70過ぎのおじいちゃんと仲良しになると思わなかったけど、年の離れた友達ができたみたいで、楽しかったです。

あ、ちなみに、ゲイ的なお話ではないですよ。
さすがにストライクゾーンからは外れてます(笑)

2017年2月26日日曜日

復活の呪文

こんにちは、こうたです。

失恋から1週間。

余計なことを考えないようにめっちゃ仕事集中して。
美味しいものをいっぱい食べて。
髪を切ってイメチェンして。
観たかった映画を観まくって。
仲のいい友達と遊んでもらって。

涙のあとに、一皮むけた、いい男になりました

あー、モテちゃうな。モテ期来ちゃうなー(笑)


普段あんまりYouTubeとか見ないんですが、家でうじうじしている時間にたまたま、ゲイのYouTuber、てらゆうこと寺岡佑介さんの動画を観て、大爆笑しながら、すごく助けられました。

てらゆうチャンネル!

てらゆうさんの、「こうすべき」ではなく、「こんなヤツもいるんだよ」と伝えることで、参考にしてひとりでも前を向いてくれる人がいたらいいな、というスタンスに滅茶苦茶共感できるし、変なアンチもいる中、信念をもって活動されている姿がすごく尊敬できます。年齢は僕より少し若いのかな。すごいなぁ、こうやって行動に移せるのは。

TENGAを使ってみた動画とかお笑い系も楽しいんだけど、

僕はゲイだけど【成宮君の一件から自分のことを振り返った】

これは特に、共感度高かった。


いつまでもメソメソしてないで、俺もガンバろっと。



2017年2月22日水曜日

ご報告。

こんばんわ、こうたです。

えっと、どう書こうか、そもそも書くべきかどうか、とっても悩んだのですが。

失恋しましたー!

やっぱりね、応援してくださった皆さんにちゃんと報告しなくちゃと思ったので、ちょっとしんどいけど、書きます。

バレンタインをちょっと過ぎた先週末、思い切ってI先輩に思いを打ち明けました。
大学生のときに出会った頃からI先輩は僕にとってのカッコいい大人の目標であると同時に、ずっと一緒にいたいと思う男性です。
大好きです、と。



でも、残念。

I先輩には彼女がいました(※I先輩はバイです)。
結婚も考えているって。

僕のことは可愛い後輩で、弟みたいに思っているけど、恋人にはなれないって。

そりゃ、カッコいいし、頼りになるし、考えてみれば女性が放っておくはずがないよね。優しいから、すっかり勘違いしちゃったよね。でも、そんなI先輩の誰にでも優しいところが好きなんだから、それを責めるのは違うよね。はっきり言ってくれるのも優しさなんだよなー。

でも、

ツラいぜー!




2017年2月17日金曜日

隠れゲイと合コン

こんばんは、こうたです。

先日ヘルニアで入院した友人がなんとか来週で退院できそうな見込みで、「誰もチョコくれなかった…」などとぼやいていたので、コンビニで「たけのこの里」を買って、お見舞いに行ってきました。きのこより、たけのこ派です。

「退院したら合コンセッティングしてくれ」

としつこいので、(お前がそれを頼んでるヤツはゲイなんだけどなー)と思いながらも、退院祝いに特別にセッティングしてあげることにしました。

女友達がそこそこ多いので学生の時分からそういう役回りすることも何度かあったんだけど、もちろん合コンに出席したからといって女の子と懇ろになってお持ち帰りするようなことは決してなく、僕としてはたまたま男女比が1:1の飲み会、くらいな感覚なわけです。

可愛いアピールしてくる女の子には申し訳ないけど興味がないので、注文をとったりサラダを取り分けたりに専念してると、逆にガツガツしてる男性陣よりモテはじめたりすることもあったりして、そこそこ話を合わせつつ、最終防衛ラインを越えられないように細心の注意を払ってゲイだとバレない距離感を保つのが、とっても難しい。

濃密な恋愛フィールドの中に身を置きながらも、隠れゲイとしては「むしろ隣の男子をお持ち帰りしたいんだよね」などという気配を微塵も感じさせてはなりません。そこそこ女の子に興味ありそうなそぶりをしつつ、決して女の子をその気にさせてはならないという、絶妙な塩梅。

隠れゲイ歴十数年、最近、その塩梅が結構得意になってきた気がします(笑)

ではなぜ、そんな苦労をしながらも合コンをセッティングしてあげるのかといえば、ゲイ視点としては、女の子に飢えてガツガツしてるノンケ男子たちを「可愛いなあw」と眺めるのが、まんざらでもないからなのです(ゲイならこの気持ち分かるよね?・・・え、特殊?)

そんなわけで、来週は久々の合コン幹事をしてきます。
これは浮気じゃ、ないよね?(笑)

2017年2月14日火曜日

ゲイ的バレンタイン

こんばんは、こうたです。
先週末から、出張仕事で駆け回っておりました。寒いうえに移動が多かったからさすがに疲れた~!昨晩帰ってBLOGの更新ページを開いたままパソコンの前で寝ていました。

バタバタしておりましたら、気付けば世間はバレンタインでございます。
仕事がらみで女性から3つほどチョコを頂きましたが、チョコ大好きなのでもらったそばから全部ペロッと食べてしまいました。もっと欲しいです(笑)

さてさて、僕が今年、本命チョコを渡そうと思ってるI先輩とは今週末に会えることになりました。バレンタインは少し過ぎちゃうけど、美味しいチョコも用意したし、おもしろいパンツも買ったし(?)準備は万端です。

僕はゲイなので女性と結婚して子供ができて孫ができて・・・という未来はないわけですが、バイのI先輩は僕と付き合うことでそういう可能性を閉ざしてしまうかもしれなくて、それでも僕は告白すべきなのか・・・とか、そんなことを長いことぐちぐち思い悩んだりもしましたが、結論としては、

 欲望に忠実に

生きることにしました(笑)

だって、好きなんだもん。

僕が選ぶ僕の人生。I先輩だってI先輩の人生を選ぶわけで、僕が余計なことまで考える必要はないですよね。好きなんだから胸を張って、好きって言います。

決戦は日曜日!

2017年2月9日木曜日

更新お休みします

おはようございます、こうたです。

週明けまで出張でしばらくPC触れなそうなので、更新をお休みします。

雪が降ったりしてますが、西のほうに行ってきます~


今回は強行軍のひとり出張なので、キャバクラとかそういうのはなさそうです(笑)

2017年2月7日火曜日

ゲレンデが溶けるほど

こんばんわ、こうたです。

毎年この時期には月1~2回ペースでスキー滑りに行ってたのですが、今シーズンはなかなか連休が取れず全く滑れてないので、ちょっとばかり欲求が不満です。
仕事がいっぱいあるのは、嬉しいんですけどね。
ふわふわパウダースノーのゲレンデで思い切りはしゃぎたい!


・・・とかなんとか考えながら行くアテもないのにスキー板にワックスがけしていて、ふと

「Iさんってウインタースポーツやるんだっけ?(そういえば聞いたことない)」

などと、思ったわけです。


運動神経いいからスノボとかやってそう・・・

いや、でも、車で出かけるの好きな割にみんなを誘ったりとかしなかったし、雪国の出身じゃないから、やったことない可能性もあるなぁ。

Iさんがスキーとかスノボが超上手くてもカッコいいからOKだし、逆にやったことなくて僕が手取り足取り教えてあげるのも悪くない!…うん、悪くないよ!!!

「Iさん、ほら、もっと腰を引いて、そうそう」

「ちょっとこうた、どこ触ってるんだよ///」

なーんちゃって!(←アホ)


ゲイカップルでディズニーランドとかは人目が気になるけど、スキーって、男性2人で滑っててもそんなにおかしくないし、男女のカップルみたいに混浴風呂がなくても混浴できるし、いいですよね、スキー。

次に会ったときに誘ってみようかな。


2017年2月5日日曜日

ゲイの初恋

こんにちわ、こうたです。

今日は時間があるので、以前「初恋」というエントリーで書きかけた、僕自身が明確に自分がゲイなのかなと気付いたときのことを、思い出しながら、書いてみようと思います。

小学校3年生くらいから、僕はよく、気の合う友達3人組でつるんで遊んでいました。

ひとりは、あっちゃん。
体格が良くて喧嘩ッ早いガキ大将。面倒見の良いところもあって、力持ちでスポーツもできたので、男子からも女子からも結構人気がありました。家が大きな農家で、あっちゃんも良く手伝いをしていたので、いつも真っ黒に日焼けしていました。

ひとりは、まさくん。
母子家庭育ちで性格はおっとりしてちょっと口下手だけど、いつもニコニコしながらみんなの後ろをついてくる感じ。でも、性格に反して運動神経がよく、あっちゃんより短距離は早かったし、サッカーも上手かった。スラッとして結構ハンサムで威張ったところがないので、バレンタインに女の子から一番たくさんチョコレートをもらうのは、いつでもまさくんでした。

そして僕。
今日は何して遊ぶか提案したりする、三人の中での作戦参謀的な立ち位置。
当時、背の順で並ぶとクラスで一番前か二番目くらいのチビッコだったけど、勉強は好きだったので、あっちゃんとまさくんの宿題の面倒を見るのは、いつもだいたい僕の役目でした。


僕の家は両親が共働きで毎日夜遅くまで帰らず、まさくんちもお母さんが働いていたので、僕らは学校が終わるといつもだいたいあっちゃんの家に集まって遊んでいました(そういえば、おやつも夕飯も当たり前のようにあっちゃんのお母さんが用意してくれていたなぁ・・・とても、お世話になりました)。

そんな感じでそれぞれ性格が違いながらも、兄弟のように仲の良かった三人。
遊びといっても、ど田舎だったので、木登りしたり、川で泳いだり釣りをしたり、虫を捕まえたり、そんな野生児のようなことばかりしていました。

そんな僕らも、五年生の後半くらいから、ちょっとずつ恋愛のことを意識し始めました。

夏休みも終わる頃、田んぼのあぜ道で三人で遊んでいるとき、あっちゃんが突然、二人に言いました。

 「2組のひろ子ちゃん、可愛くない?なんか、気になるんだよね」

僕は正直まだその頃、恋愛を知識としてしか知らなかったので、

 「そうだね、元気で明るくていい子だよね」

と、話を合わせました。
まさくんは、

 「可愛いね、あっちゃん、付き合いたいの?」

と、聞きました。あっちゃんは頬を赤らめながら、

 「うん、付き合いたい!」

と、答えました。それが、僕が明確に覚えている、仲間内で「恋」らしきものについて初めて会話した瞬間だったと思います。

ひろ子ちゃんは、快活で頭も良くて、バレーボールの選手で運動神経も抜群の、クラスでもひときわ目立つ女の子でした。僕は、あっちゃんにはとても似合うんじゃないかと思いました。

それから、徐々に少年たちは色づきだし、あっちゃんは周囲に冷やかされながら、ひろ子ちゃんに告白しました(記憶があいまいだけど、確かそのあと何度かデートっぽいことをしてたんじゃないかな、と思います)。
三人の会話も、セミの抜け殻がいっぱい取れる場所の話から、徐々に恋や、ちょっとエロ方面の話にシフトしていきました。

内気なまさくんは、いきなり告白とかはしないまでも、僕たちにはひそかに好きな女の子の話を打ち明けてくれていました。
僕はといえば、前のエントリーで書いたように、なんとなく「あいつら付き合ってる」という雰囲気にされてしまった仲の良い女の子がいたお蔭で、「お前は彼女がいるからなー」ということになっていて、告白とか、誰が好きとかという恋愛トークからは距離を置くことができていました。

その頃から、僕はちょっと違和感を感じ始めていました。

あっちゃんや、まさくんは、僕を参謀役のように思っているので、何でもあけっぴろげに相談をしてくれます。でも、僕は、正直二人の悩みが、ピンと来ないのです。女の子にこんなにも夢中になる、ということが、どうにも理解できないのです。

そしてもうひとつ。

僕は、まさくんが夢中で女の子の話をしているとき、なんだか無性に腹が立つようになりました。あっちゃんがひろ子ちゃんに告白したときには何も思わなかったのに、です。でもそのときは、その感情が何なのかはよく理解できませんでした。


時は流れて、六年生の夏。

僕らはいつものように、近所の川に泳ぎに行きました。
3メートルくらいの滝みたいになっている場所から飛び降りて深くまでもぐって、滝つぼの底から一番たくさん石ころを拾って来たら勝ち、という遊びをしていたときのこと。

川べりで石の数を数えていたとき、気が付くと僕は、ぼーっと、まさくんのことを見つめていました。ちょっと男らしく、厚くなりだした胸板。そして、股間のふくらみ。それがおそらく、僕がゲイとしてはっきりと性欲を意識した瞬間だったと思います。

僕は混乱しました。その日は、急にお腹が痛くなったと言って先に家に帰りました。

自分は男なのに、何でまさくんのことを見ると心臓が高鳴るのか。
あっちゃんも、まさくんも、正常なのに、僕だけなんか変だ。
こんなこと、親にも先生にも、言えない。兄弟みたいな友達の身体を見て興奮するなんて、汚らわしい。

情報の少ない田舎だったこともあり、僕は自分が、世界でひとりだけの異常な存在なのだと思いました。本を読むのが好きだったので純文学も何冊か読んでいましたが、僕がそれまでに出会った作品に描かれた恋愛は、男女の間のものばかりでした。

まさくんに負い目を感じて、少しずつ距離を置くようになり、僕は生きていくことが怖くなって、自殺までも考えました。

でも、それを助けてくれたのも、やっぱり本でした。

村山由佳さんの「BAD KIDS」という作品があります。この小説の中に、主人公が同性のチームメイトを好きになり、悩み、葛藤する様が、生き生きと描かれていました。それはまさに、僕の悩みにリンクしました。

少なくとも、世界にひとりだけでは、ないのだ。
ちょっとだけ、希望が持てました。
あのとき村山由佳さんの小説に出会えて、本当に良かったと思うのです。

ずーっと、ずーっと、誰にも話したことのなかった自分の初恋の話を、やっとこうやって文章にすることができました。村山さんと比較するのはおこがましいけれど、僕のこんな駄文も、どこかの誰かの心とリンクして、助けになれば嬉しいなと思います。

初恋は実らないというけれど、ゲイの初恋なんて、もうめちゃくちゃ大変なんですよ!(笑)



2017年2月4日土曜日

入院生活とアッチの話

こんにちわ、こうたです。

大学からの親友がヘルニアで緊急入院したもので、着替えや身の回りのものを持って行ってあげたり、彼の両親が駆け付けるまでのお世話をしておりました。

あれ?彼女いたんじゃ・・・と思ったら、年末に別れたんだそうで。
踏んだり蹴ったりで、可哀想に・・・

ヘルニアは基本的には完治することはなくて対処療法しかないらしいのですが、幸い思ったより重篤ではなく手術するかはどうか微妙なライン(手術することで悪くなってしまうケースも稀にあるらしい)ということで、しばらく検査入院となりました。

鍵を借りて、家から着替えを持ってきてあげたのですが、他に何か要るものある?と聞いたところ、モバイルWi-Fiルーターとタブレット端末持ってきてと言われたので「仕事?大変だね」と聞いたら、

「だって2週間入院だしさ、アッチも必要だろ」

と、卑猥なジェスチャー。なんだよ、エロ動画用かよ。
まあ、深刻になられるよりは、まだ軽口をたたけるだけ元気があっていいのかなと思います。


中学のとき、部活で足を骨折してしばらく入院したことがあったのですが、男友達がお見舞いにエッチな本を買ってきてくれたのを思い出しました。
個室じゃなかったし、そもそもゲイ向けじゃなくて、裸の女の子がたくさん載ってるやつだったので、その本を活用することはありませんでしたが(笑)

入院生活とそっちの話の両立は、なかなか難しいですね。


東北から駆けつけてきた友人の両親にいろいろと引き継いで、お礼にお昼をご馳走になって、やっと帰宅。救急車乗ったって聞いたときはビックリしたけど、なんとか一旦落ち着いて、ホッと一息です。


2017年2月1日水曜日

顔に出ちゃう

こんばんわ、こうたです。

仕事終わりに、帰り道にある近所のバーでちょっと一杯飲んで帰ることがあります。

カウンターと小さなテーブルだけしかなく、10人そこそこで満員になってしまう小さなお店なのですが、ひとりでフラッと入ってもいつの間にかお客さん同士で打ち解けている、とても居心地の良い、お気に入りの場所です。

ひとりのときはお店にある文庫本を読みながらチビチビ飲むのが好きなのですが、いつの間にか、僕がよく座る席の近くにオシャレなブックライトが設置されていました。
そんなマスターの心づかいが嬉しい、ベスト オブ 癒しスポット。


今夜ものんびり本を読みながら芋焼酎を飲んでいたら、

 「あ、こうたくん、何かいいことあったでしょ?」

と、隣に座った常連の看護師さん。

 「まあねー」

とニヤニヤしながら芋焼酎を飲み干したら、

 「マスター、いいことあったこうたくんに焼酎おかわり」

と、お姉さん、気前よくご馳走してくれました。


酒を飲ませて詮索するわけでもなく、話したければ話せばいいし、話したくなければ話さなくてもいいんじゃないっていう、そういう大人な距離を保った空気も、ゲイとしてはありがたいところ。

いつもは一杯で帰るのですが、今日はお姉さんに付き合って三杯飲んで帰ってきました。


お店の常連さん繋がりでふんわりとご近所さんの知り合いが増えて、最近では、お祭りを手伝ってお神輿かついだり、色んな地元の行事に呼ばれるようになりました。
そんなのも結構、楽しいものです。


2017年1月30日月曜日

ごめんねの意味

(※はじめてこのBLOGを読んでくださる方へ:このエントリーは「ゲイサークル悲喜こもごも」「たぐりよせた再会」「かっこいい大人の条件」の続きっぽいエントリーです)


こんばんわ、こうたです!

フットサルサークルでお世話になった憧れの先輩Iさんの思い出話から始まったこの一連のエントリーですが、ついに先週末、Iさんとの再会を果たすことができました。

待ち合わせ場所は、練習後にIさんの車で何度か連れて行ってもらったことのある、お酒の飲めるお店。何度かおごってもらったことがあるので、今回は僕からご馳走することにしました。

ちなみに、いつも練習帰りに大人数で来ていたので、2人きりで食事をするのは初めて。

6年ぶりに再会したIさんは、待ち合わせ時間よりだいぶ早くからお店で待っていて、相変わらずの優しい笑顔で僕を迎えてくれました。誰にでも優しいIさんを僕だけで独占したいと思った学生時代の気持ちを思い出してしまって、「あー、今独占しちゃってる!」と勝手にドギマギ(笑)

照れ隠しにいつもよりちょっとハイピッチでお酒を飲みながら懐かしい思い出話に華を咲かせ、その流れで、僕は、働くようになってからの自分の報告をすることにしました。大学時代、ゲイであることに悩みまくって人生袋小路だった僕に、夢をあきらめない後押しをしてくれたのがIさんでした。今何をしているかをきちんと話して、あの時のお礼をしたい、というのが、今回Iさんと再会する一番の目的でした。

しかし、僕が自分の話をし始めたとき、

 「ごめん・・・ひとつ、こうたに謝らなくちゃならないことがあるんだ」

と、突然、Iさんが切り出しました。

 「俺、こうたが活躍してるの、見てたよ。だから、今何を頑張ってるか、知ってる」

Iさんは、困ったような、はにかんだような、不思議な顔をしていました。


ここから先の話は、前提として、ちょっとだけ僕の仕事の話をしなければなりません。

身バレしちゃうとBLOGが続けられないのでボカした書き方しかできないのですが、僕はオモテに顔を出すクリエイティブ系の仕事をしておりまして、すんごく狭いアングラな世界ではあるのですが、実名で検索かけるとそこそこ顔写真がヒットするくらいの立ち位置におります。


 「去年の夏も、客席でこうたを応援してた」

Iさんはそう続けました。

・・・え?嘘でしょ?

Iさんが僕のことを、見てた?

確かに去年の夏、僕は大きめのイベントにチャレンジしました。

あの場所に、Iさんがいた?
僕は6年間、Iさんのことを時々思い出すくらいで過ごしていたのに、Iさんはあの場に来て、僕を応援してくれていた?

「・・・こうたがゲイであることを隠して仕事をしてるのは知ってるから、俺から声をかけるべきではないと思ったんだよ。だから、遠くから応援してた。でも、先週メールもらって、こうたが俺に会いたいって思ってくれてるって知って、それで、謝らなくちゃって思った。なんで連絡取らなかったんだろうって」


Iさんは、サークルが解散して、僕が仕事はじめて引っ越してしまった後も、僕のことを気にしてくれていて、3年前にふと思い立って名前で検索をかけ、今の僕の活動を知ってくれたのだということでした。それ以来、こまめにチェックして応援してくれていたのだそうです。

お酒が入ると涙もろい泣き上戸の僕は、大学生の時以来6年ぶりに、Iさんの前で泣いてしまいました。いい年して。せっかく、大人になったとこ見せようと思ってたのに。


 「・・・ありがとうございます」

ようやく絞り出した感謝の言葉は、言いたかったお礼より、10倍も20倍も大きな、ありがとうでした。Iさんは、優しく笑ってくれました。

そのあと、Iさんとまた飲みましょうね、と約束して別れました。


えーと、


これって、両想いってことでいいですよね?ね?ね?

次に会うときに、勇気を出して告白しちゃおうかなーと思っています!



2017年1月28日土曜日

隠れゲイと両親の丁々発止

こんばんわ、こうたです。

代休がたまっていたので、お休みを取って実家に帰っておりました。
実家は電車で2時間くらいとそんなに遠くないのですが、気軽に帰れる分、いつでも帰れるからいいやっていう気持ちで足が遠のいていました。

母親が転んで捻挫したと大騒ぎしていたので慌てて帰ったのですが、少し赤くなってるだけで普通に歩けていたし、全く大したことがありませんでした。たぶん正月に帰らなかった親不孝息子を呼び寄せるための口実だったのだと思います。

まあ、せっかく帰ったので、電球を変えたり、パソコンの設定をしたり、自転車を修理したり、便利屋のように働いてきました。僕の父親はその手のことが何もできないので、しばらく実家に帰らないと僕待ちのタスクが溜まってしまいます。実家に帰るのが1年ぶりだったので、溜まっていた仕事を片づけていたら丸一日かかってしまいました。

でもまあ、実家のご飯は美味しかったし、たまの親孝行ができたのは良かったです。


僕は両親にゲイをカミングアウトしていないので、この歳になると「はやく彼女連れてきなさい」攻撃が、容赦なく飛んできます。実家に住んでいた学生時代は女友達も少なくなかったので、両親は僕のことを「そこそこモテる」と思っている節があって、そんな勘違いから来るちょっとした冗談が結構キツかったりするのです。女の子をとっかえひっかえしてるんじゃないかとか、風評被害にもほどがある!

こちとら、タイプだったI先輩と6年ぶりにメールできただけで舞い上がってるくらいのピュアさ加減だというのに。失礼しちゃいます(笑)

まあ、両親にはいつかは本当の話をしなければいけない時が来るのかな、と、実家に帰るたびに考えはします。

でも、まだその決心はつきそうにありません。



2017年1月25日水曜日

かっこいい大人の条件

(※はじめてこのBLOGを読んでくださる方へ:このエントリーは「ゲイサークル悲喜こもごも」「たぐりよせた再会」の続きっぽいエントリーです)

こんばんわ、こうたです。

昔とてもお世話になったゲイ先輩のIさんと6年ぶりに連絡が取れて今週末に再会することになりまして、気付いたら仕事帰りに新しいシャツを買っていました(なぜだ…)。
完全に舞い上がっております。

前にもちょっと書きましたが、Iさんは大学生時代の僕にとって、憧れの「カッコいい大人のひと」でした。Iさんは小学校からサッカーをやっていて、チームの中でも司令塔的なポジションだったのですが、とにかくパス回しが丁寧で、FWの僕としては、Iさんからのパスの信頼度が一番高かったです。スコア集計したわけじゃないけど、Iさんからもらったパスからの得点がおそらく一番多かったんじゃないかな。

サッカーのパス回しって、会話や人間関係にちょっと似ている気がします。

パスを出す相手の状況や、気持ち、立場に立って、適切なパスを出す。Iさんのパスにはそんな「優しさ」がありました。

Iさんの場合それが人間関係にも表れていて、場のみんなが楽しいようにいつも気配りができ、ちょっとした喧嘩の芽もきれいに丸めてしまう。大学生の僕は、そんな大人の気配りができるIさんを、ホントにカッコいいと思いました。

社会人になって仕事の人間関係で困ったとき、僕はIさんのパス回しを思い出します。

自分のパスは強すぎやしなかったか?マークされてシビアな場所にパスを出していないだろうか?事前のアイコンタクトはできてただろうか?
ひとりではなくチームで仕事をする場合、パスを丁寧に回すことを心がけるだけで、随分と仕事がしやすくなります。

そんな、大切なことを教えてくれた、Iさん。

人間的にカッコいいだけじゃなく、正直、タイプでした!(そこ重要)


今日は他のことを書こうと思ってたのですが、結局Iさんのことを書いてしまいました。
週末会えるのがドキドキすぎてヤバいです!



2017年1月24日火曜日

たぐりよせた再会

こんばんわ、こうたです。
嬉しいことがあって、今日はちょっと酔っております。
誤字脱字はあとで直すので、優しくスルーしてくださいませ(笑)

以前「ゲイサークル悲喜こもごも」というエントリーで、学生時代にフットサルサークルでお世話になったIさんの話を書きました。

僕の中では、もう終わった、自分の中で消化したはずの、思い出話のつもりでした。

小学生の頃から自分をゲイと認識していた僕には、仲の良い男友達にしろ、女友達にしろ、ゲイであることが障壁となって長続きできなかった出来事が何度かあって、人間関係をドライに(どこかで諦めて)考えてしまう癖があります。
自己防衛本能が働いて、楽しかったことも、辛かったことも、すぐに、思い出フォルダに仕舞ってしまうのです。

所属していたフットサルサークルが解散したことも、そういう、思い出フォルダに仕舞った記憶のひとつでした。


ですが、エントリーに対するコメントでmilkaさんから「連絡してみたら?」と言ってもらって、はたと気付きました。「逆に、なんで今まで連絡しなかたんだろう」と。

Iさんは僕がゲイであることを知っているし、最後まで良き相談相手でいてくれました。

サークル解散や就職、引っ越しをきっかけに勝手に遠慮して距離を置いたのは僕で、何年経ったとしても、連絡することに臆することなんてないはずです。Iさんは、もし万が一会えない事情があれば、正直に言ってくれる人でした。


・・・というわけで、勇気を出して、連絡を取ってみることにしました。

結局、メールも電話番号も当時と変わってしまっていたのだけれど、もうちょっと粘ることにして、今でも連絡が取れる共通の知り合い経由で連絡先を聞き出して、なんとか、Iさんと連絡を取ることに成功しました。

Iさんは少し遠くに引っ越されていたのですが、なんと、今週末に会う約束ができました。
学生時代、Iさんから夕飯を何度かおごってもらったことがあるお店で、今度は僕がご馳走することにしました。

社会人になってちゃんと頑張れてる(かな?)自分の姿を見せて、あの時、助けてくれたお礼を言いたいです。

背中を押してくださったmilkaさんに、感謝です!!!



2017年1月23日月曜日

初恋

こんばんわ、こうたです。

姪っ子(年の離れた姉の娘)たちにお年玉をふんだくられたせいで、今月はちょっぴり節約生活。
最近、野菜が高くてしんどいです。

姪っ子は上は4年、下は2年の小学生の姉妹なのですが、女の子は恋愛に目覚めるのがびっくりするほど早いですね。
この間までプリキュアがどうのこうのとか言ってたのに、最近は「2組の○○君がカッコいい」だの、「△△ちゃんが◇◇君に告白した」だの、そんな話ばかりです。


ゲームや漫画がたくさんあるのでしょっちゅう僕のウチに遊びに来るのだけれど、本棚やDVDのラインナップからうっかり「こうたおじさん、男の人が好きなの?」などと言われないように、結構気を使います。
ゲイ関連の直接的なものがなくたって、女の子は勘がいいからなあ。気を付けないと。
偽装のために、アイドルのグラビアポスターの1枚や2枚、部屋に飾っておこうかな。

そろそろ、勝手にパソコンで遊ぶのもやめさせようと思います(笑)


僕の初恋らしきものは小学校3年生のころでした。

相手はなんと、女の子。

学級委員やクラブの部長をやったりするリーダーシップのある子で、僕は彼女と一緒に学級委員をやったのと(確か男女1名ずつ委員になったんだと思う)、たまたまクラブが同じで、一緒に下校することが多かったせいで、なんとなく周囲から冷やかされて、なし崩し的に『付き合ってる』みたいな雰囲気にされたのでした。

相手の女の子とは普通に仲が良かったので、これがウワサに聞く恋愛ってやつかー、などとトボけたことを思いながら仲良く遊んでおりましたが、実際そのころの僕は本当の恋愛感情を持っていたわけではなく、雰囲気に流されていただけなんだと思います。今考えるとあれは恋愛ではなく、ただの友情だったよなー。

ただ、なんとなーく、甘酸っぱい記憶として僕の「初恋」認定をしています(笑)


ゲイとしての初恋は6年生のときでしたが、それはそれでいろんなエピソードがあるので、また別の機会に。

2017年1月22日日曜日

トランプ大統領に対するゲイ的考察

こんにちわ、こうたです。

昨日はちょっと飲み過ぎて、朝ご飯はおかゆにしました。
うーん、胃にやさしい♪


朝からぼんやりニュースを見ていたので、たまには時事ネタを。

いやあ、ついにトランプ大統領が就任しましたね。

広い国土に様々な人種や立場の人たちが一緒に住んでいて、それでも意見を1つにまとまらなくてはならないというアメリカらしいといえばアメリカらしい事情を反映したカオティックな選挙戦でしたが、正直、トランプ氏に決まるとは思っていませんでした。

…というのも、僕の知り合いのアメリカ人は、ほぼ全員がヒラリー支持だったし、ちょうど選挙戦のさなかに仕事でロスアンゼルスに行ったんですが、街の雰囲気も、万が一にもトランプはないだろうという空気だったからです。
トランプ氏に決まった時にカリフォルニア独立とかいう話がでるくらいなので、東海岸は特にアンチ・トランプ寄りだったのだと思いますが、それでも、トランプ当選は予想外でした。

都市部や、そこに住む所得が高い都会人だけを見ても、それは一面だけで、アメリカ全体は理解できないってことですね。うーむ、奥深い。


トランプ氏はこれまでアンチ・ゲイ、アンチLGBTの立場をとってきた人物で、同性婚についても反対する発言をしています。さらに、副大統領に選ばれたマイク・ペンス氏は、より強硬派のアンチLGBTで知られています。

アメリカの地方部は、God, guns and gays」と言いまして、キリスト教重視、銃社会賛成、アンチ・ゲイという3つの政治的主張の傾向があると言われています。トランプ氏はアンチ・ゲイの主張を含め、そういった地方部の票をがっちり集めることに成功したんだろうなあと思います。


同性婚を認めない、という主張の根幹にあるのは、セクシャルマイノリティは異常な状態であって、治療すべきものであるという考えがあります。彼らはセクシャルマイノリティを治療すれば異性婚が増えて出生率も高まると言い、現に、副大統領のマイク・ペンス氏は、そういった「異常」の治療や矯正を推進する主張をしています。

ホント、失礼な話です。
僕のこれまでの恋愛や、片思いや、失恋は、全部病気ですか。
同性婚の制度をなくしたって、ゲイはゲイですし、変わらないですよ(プンスカ)

僕は、英語は苦手だけど、アメリカという国は大好きです。願わくば、アメリカには、いつまでも、人種や性別や宗教で差別されない自由の国であって欲しいです。


他にやることいっぱいあるので、トランプ大統領がすぐさま強硬な法改正をするとはないように思いますが、アメリカのLGBT事情については、しばらく注目していきたいなと思います。




2017年1月21日土曜日

男友達との微妙な関係値

おはようございます、こうたです。

しばらく忙しかったんですが、ひと段落して今日はゆっくりお休み。

早起きしたので、掃除機かけて、溜まってた洗濯ものを片付けて、お歳暮でいただいた高級な紅茶を淹れながら優雅に音楽聞いて、それでもまだ午前中!時間がたっぷりある!

こんなときは、なにか新しいことを始めたい気持ちになります。


僕のウチの近所に、前に仕事で一緒になった後輩(男子)が住んでおりまして、ヒマなときはよく呼び出して、飲みに行ったり、遊びにでかけたりします。今日も、「焼肉行きましょうよ、肉くいたい!」と、ちょっと頭ワルめなLINEがきていたので、夕方でかけようと思います(きっと朝まで飲むので今日は早めの更新です)


笑顔の可愛い、少しぽっちゃりして愛嬌のある後輩くん。

彼はノンケ(のはず)で、だいぶまえに彼女と同棲していたのも知っているんだけど、そこ子と別れてから2年くらい女っ気がないし、僕がLINEするとすぐ来るし、温泉でもドライブでも付き合ってくれるし、もしかしてバイなのかなぁ、それだったらちょっといいなぁ、と思ったりしています。

「あのアイドルが可愛い」とか、もっと下世話な男同士の下ネタにも話を合わせてるので、僕がゲイなのはバレてないはずだけど、今の関係性がとっても心地良すぎて「カミングアウトして万が一距離ができちゃうくらいなら今のままでいいや」と、維持優先になっています。


僕の場合、こういう「臆病な維持優先」が多くて。

幸せなゲイカップルの皆さんは、勇気を出して当たって砕けた先に幸せを勝ち取っているのかな。


なんてことを思いながら、たらふく肉を食ってきます!(笑)


2017年1月20日金曜日

マイノリティ向けのコンテンツ

こんばんわ、こうたです。

これまでスポーツ好きな部分をさりげなくアピールするエントリーが多めでしたが(そのほうが男性受けもいいしね!という下心)、その実、僕はマンガとかゲームとかアニメが大好きな、オタ気質だったりします。
「それがなければモテるかもしれないのに残念」と、昔、女の子から面と向かって言われたことがありますが、

余計なお世話だっ!(笑)

・・・てなわけで、今夜はマイノリティとコンテンツのお話です。


いわゆる大衆向け商業コンテンツというのは、当然ながらより多くのひとに楽しんでもらうため、マジョリティに向けて作られます。スマホを開けば、おっぱいやお尻を強調した女の子が大勢登場するスマホゲームがいっぱいありますし、すんごいスマートで顎のとがった男子たちが活躍する女性向け恋愛ゲームも増えてきました。

ゲイ向けもまあ、探せばあることはありますが、どういうわけか大概エロ路線全開に振り切っているので、電車の中で気軽に遊んだりすることはできません。

多数派向けのコンテンツが多くなるのは、ビジネスとしては、仕方がない。


でも、自分がマイノリティかどうかも判別がつかない子供時代に触れるコンテンツだけは、何か内容を工夫できないものかなと常々思うのです。

少年時代、僕は、少年漫画の主人公たちが女の子のパンツを見るだけで盛大に鼻血をふきだすのを見て、「???」と、違和感を感じていました。何を共感していいのか、正直ピンときませんでした。

男の子は女の子を好きになるもの、女の子は男の子を好きになるもの、それが「あたりまえ」という刷り込み教育が、マンガやアニメを通して自然とされていたように思うのです。それはマイノリティの少年少女を知らず知らずに傷つけ、マジョリティの少年少女に不寛容を植え付けてしまうものだと思うのです。

マンガやアニメに左利きのカッコいい登場人物は割といますが、LGBTはどうしても色物チックなキャラクターとしてしか登場しません。

マンガやアニメが子供心に与える影響は、教科書の比ではありません。そういうものを見たり読んだりして育った子供たちが、LGBTについて違和感を感じるのは、それはもう、当然だと思うのです。

だからこそ。

世の中には結構な割合でLGBTがいて、社会に普通に共存しているんだよという事実を、せめて子供時代のコンテンツで知ることができたら。

未来はちょっと明るいのかな、と思うのです。


2017年1月19日木曜日

ゲイと銭湯のお話

こんばんわ、こうたです。
寒波は過ぎましたが、まだまだ寒いですね。

ちょっとピュアな思い出話が続いたので、バランスを取るべく今日はやや下世話な話を(笑)

とかくゲイには生きにくい世の中ですが、ゲイにとって生きやすい空間というのも稀に存在します。
その最たるものが、銭湯や温泉でしょう。

ノンケ男性にとって、女湯を覗くのがパラダイスであるのだとしたら、ゲイは数百円で気軽に男湯に入ることができます。もちろん、全く犯罪性もありません。

なんてお得ッ(笑)


僕はいわゆるハッテン場的な銭湯には行ったことがないですが、仕事で泊まり作業になったときに行く職場近くの銭湯が、近所に大学があることもあって運動部系の体格のいい学生がまとまって浸かりにくることも多く、温まりながら目の保養になったりします。

・・・まさに一石二鳥(笑)


とはいえ、あんまりジロジロ見てたらおかしいし、僕も生物学的には男性なので興奮しすぎると外見上で一目瞭然バレてしまうので、湯けむり越しに目の端で楽しむ、くらいが風情があって大変よろしいと思います。


ここをご覧のノンケの皆さま。

以前にも書きましたが、日本におけるLGBTの割合は5~8%と言われています。

銭湯に20人いたら、だいたい1人はおりますので、気になるようでしたら、腰にタオルは巻いておきましょうね!


2017年1月18日水曜日

隠れゲイが女の子に告白されたら

こんばんわ、こうたです。

寒さに弱いので脂肪をつけようと思って運動もせずにプロテイン飲んでみましたが、2日で飽きました。はやく春にならないかな。


春といえば、恋の季節。

隠れゲイが一番強く、偽りの自分を演じていることに罪の意識を感じる瞬間。
それは、女の子から告白されたときなのではないかと思います。

そもそも隠れゲイは、変に女の子を意識してギラギラしてない分、女の子から見ても話しやすいのか、割と女友達が増える傾向にあります(・・・という気がします)。

そうするとどうしても、起こってしまうんですよね。
女の子から告白される、という事件が。


大学時代、Nちゃんという女友達がいました。

Nちゃんはソフトボールの選手で、ボーイッシュで笑顔の可愛らしい、明るい女の子でした。
笑うと人を全力でバシバシ叩いたりする乱暴なとこもありましたが、僕とNちゃんは妙に気が合って、暇なときは学食でパスタ早食い競争したり、腕相撲したり(勝率は五分五分でした)、本気でキャッチボール道を追求したり、いつもバカ騒ぎをしていました。

勇気をだしてはじめて髪をちょっとだけ茶色にした(大学デビュー?)ときも、Nちゃんは美容室につきあってくれたりもしました。

僕は当時、各地の神社仏閣を訪れて水彩画を描く、という、おっさん臭いを通り越して老人か!?という趣味に没頭していたのですが、ある日、Nちゃんが僕が大好きな京都のマイナーな寺が表紙になっている写真集を図書館で借りてるのを見かけました。

 「似合わないなー(笑)」

と、からかいながらも話をしてみると、昔から神社仏閣や仏像の写真を撮るのが好きだ、というので、週末に大学の近くの寂れた神社に一緒に行く約束をしました。

そして週末。Nちゃんはお父さんから譲り受けたという古いNikonの一眼レフを持ってきて、僕がスケッチをしている間、楽しそうに風景写真を撮っていました。僕はカメラもやっていて、メーカーはNikonが大好きだったので、「お前の父ちゃん、分かってんなー」と褒めると、Nちゃんはとてもニコニコしていたことを覚えています。

思い返せば、あれはNちゃんにとっては、デートのつもりだったのでしょう。

あとで知ったのですが、Nちゃんが神社仏閣に興味を持ったのは、僕が週末のたびにスケッチに行ってることを知ってからだったそうです。


Nちゃんに誘われて国宝展(僕がずっと行きたいと言ってた)を見に行った2月のある日。
帰り道でNちゃんから、小さな箱をもらいました。

バレンタインのチョコレートでした。

アホな僕は、「今月バイト代厳しいから義理チョコ助かるわー。カロリー的に」

などと、軽口で返した記憶があります。


家に帰って箱を開けてみると、いつものNちゃんからのイメージとはちょっと違う、可愛らしい便箋に書かれた手紙が入っていました。

ラブレターでした。

 「あー、やってしまった」

そのときはじめて、僕は自分の愚かさを呪いました。


Nちゃんは僕を男として、好いてくれていたのだ。にも拘わらず、僕はNちゃんに対して、あくまで女の子のことが好きな「普通の」男性として「嘘の自分」を演じ続けてきてしまった。
僕がNちゃんのことを大切な友達だと思っていたことは間違いないのだけれど、「カミングアウトしない」という自分のエゴのせいで僕はその大切な友達を傷つけてしまうのだ。

そもそも、女の子から告白することに、どれだけ勇気がいるのか。

なぜ気付かず、こうなってしまったのか。

僕は嘘つきだ。

どうしようもない罪悪感に、僕は泣きました。


ゲイだとカミングアウトせずに、かつNちゃんを傷つけずに、付き合うのは無理だと伝える方法はないのか。悩みました。

 「彼女がいる」

というのは、毎日のように一緒にいたNちゃんには、流石に嘘だとバレます。

一緒にいて楽しいのは間違いないのだから、とりあえずノンケの振りをして付き合っちゃう、というのも考えましたが、それはより深くNちゃんを傷つける気がして、できませんでした。

結果、僕が選んだのは、Nちゃんに

 「他に好きな女の子がいるから付き合えない」

という、新たな嘘を伝えることでした。

ぶん殴られるなか、と思いましたが、Nちゃんは笑って走り去っていきました。

それから、お互い気まずくて、Nちゃんと一緒に遊ぶことはなくなりました。

今考えれば、彼女にだったら僕がゲイであることをカミングアウトできたんではないかという気もします。でも、まだまだ続く大学生活、オープンにゲイとして生きていく勇気が、僕にはありませんでした。


今でも、あの時一体どうしたら正解だったのか、分かりません。


ただ、最近ひとづてでNちゃんが結婚して子供ができたと聞いたので、そろそろ自分の中でも思い出にしてもいいのかな、と思っています。

Nちゃんと、いつまでも友達でいたかった!


2017年1月17日火曜日

1週間のどうもありがとう

こんばんわ、こうたです。
根詰めて仕事していたら、今日はすっかり遅い時間になってしまいました。


BLOGを始めて早いもので1週間。

ゲイであることを隠して生きてる僕にとって、このBLOGに書いているようなことは、普段他人に話すことは決してない事柄ばかり。文字にも言葉にもしないまま、ずーっと心の中に閉じ込めていた、ぐつぐつ煮詰まった考えや、思い出だったりします。
そんな、一度はこのまま墓場まで持って行こうと思っていたコトを、匿名の場所を借りて思う存分アウトプットできるのは、なんと気分がいいのやら。山の頂で全裸で叫んでいるような爽快感です(笑)

文字にすることで自分の考えを整理でき、嘘をつかずに自由に発散できる場を手に入れたことで、この一週間で心がすっかり、健やかになった気がします。


それもこれも、読んでコメントを書いて下さる皆さまあってのこと。
僕の雑多なアウトプットに毎日、感想や色々な思いを寄せていただけることが、本当に、心から、嬉しいです。どうもありがとうございます!

まだまだ書きたいことはたくさんたくさんあって、実は今日もこれとは別に長文エントリーを書いてしまったのですが、2日連続でちょっと重めの内容だったのでそれは明日の更新にまわそうと思います。

明日のは長いです。ご用心を!(笑)


ではでは皆さま、おやすみなさい。


2017年1月16日月曜日

ゲイサークル悲喜こもごも

こんばんわ。
寒くて出不精になってしまって、すっかり運動不足のこうたです。
暖かくなって来たら運動しないと。体重が・・・うう(笑)


もう結構前の話なのですが、大学生のころに1年間くらい、ゲイのフットサルサークルに入っていたことがありました。

中学までサッカーをやっていたので、フットサルで少し身体を動かしたいなあというのと、ゲイの先輩たちに他ではできない悩みを相談できるといいなあ、という思いで、ネットで探して練習場所が一番近いサークルに参加しました。

メンバーは20~30代後半と結構幅が広くて、その中で僕は最年少でした。
ちょっと身体を動かすだけのサークルかと思いきや、地域の大会に出場したりすることもある本格的なチームで、予想以上に練習は厳しく、かっちりしていました。経験者だったこともあってしばらくしてレギュラーメンバーに選ばれた僕は、何度か大会にも出場しました。

練習後にメンバーとご飯食べに行ったりするのも楽しくて、僕が最年少だったこともあって、ごちそうしてもらったりすることも何度かありました。

中でも、Iさんというひとは僕をとても可愛がってくれました。
20代後半で、フットサルも上手くて、スポーツワゴンでみんなの荷物を運んだり、送り迎えしてくれたりする頼りがいのあるIさんは、僕の中で「カッコいい大人」代表でした。

恋愛感情というよりは、憧れに近くて。
一度、試合でちょっと足をひねったとき、家まで車で送ってもらったのですが、それまで苦しんでいたことや、誰にも言えなかった悩みを車の中で親身に聞いてくれて、感極まって少し泣いてしまいました。僕に兄はいないけど、いたとしたらこんな感じだといいな、という存在でした。


でも、そんなサークルも、人数が増える中で、少しずつ崩れていってしまいました。

検索をしてみるとわかるように、ゲイの集まりには「出会い系」的な側面が少なからずあります。出会いのチャンスが少ないマイノリティにとってそれは仕方のないことだと思うのですが、そこに軋轢が生まれてきてしまいます。

人数が増えてきて、試合に出られない人の割合が多くなるにしたがって、チームに「大会目指して頑張ろう」一派と、「出会いを求める」一派がくっきり分かれてきたのです。

前述のように練習もそこそこ厳しい強豪チームだったこともあり、最初からレギュラーになる気のないメンバーと、練習きっちりやろうとするメンバーの温度差は次第に広がっていき、その中に恋愛関係のいざこざも絡み合って、なんだか不穏な空気が流れ始めました。
そんな状況に嫌気がさしたレギュラーの主力メンバーの離脱をきっかけに、いとも簡単にサークルは空中分解してしまいました。


僕はそのころちょうど就職活動で忙しくなって練習を休みがちで、直接ゴタゴタには巻き込まれず、気付いたらサークルが消滅していた、という感じだったのですが、就職、引っ越し、とバタバタとしているうちに、Iさんとも連絡を取ることはなくなってしまいました。


実は今年、僕の悩みを聞いてくれたときのIさんと、同じ年齢になります。

このBLOGを始めたのも、Iさんと同じ年齢になる僕が、今度は誰かの悩みを聞いてあげる番にまわりたい、と思ったことがきっかけのひとつです。

僕はあの頃のIさんみたいに、カッコいい大人になれるかな。なれてるのかな。
・・・いやあ、まだまだ時間かかるなあ(笑)



2017年1月15日日曜日

隠れゲイとキャバクラ

こんばんわ、こうたです。

週末、仕事で出張しておりました。
北のほうだったので、洒落にならない寒さでした。
ヒートテックがなければ危なかった。

男ばかりでの出張だったので、夜に羽目を外してキャバクラや風俗に誘われたりすると嫌だなぁとちょっと憂鬱でしたが、今回はあまりの寒さに誰も羽目を外す気にならなかったのか、普通に美味しいお鍋を囲んで終了でした。その点、寒波に感謝かな(笑)

仕事も滞りなく進んで、ごくごく平和な出張でした。
ただいま!


営業職などではないので頻度は多くないですが、取引先とキャバクラに行くようなことがあると、とっても申し訳ない気持ちになります。

誘ってくれる人は「喜ぶだろう」と思って、安くない金額を出してくれてたりするわけですし、お姉さんたちも、喜ぶと思ってセクシーな服を着てとなりに座ってくれるのに、僕ときたら「あんなに肩出して寒くないかなあ」くらいしか感想がないわけで(笑)

・・・ほんと、申し訳ないなぁ、と恐縮してしまうわけです。

そもそもキャバクラというのは、男にインスタントにモテてる感覚を味わせてくれるエンターテイメントだと思うのですが、その一番肝心な部分が僕には響かないのだから「ラーメン好きでもないのにラーメン屋に来ちゃった客」みたいなものなんですよね。


それでも、10年以上のキャリアを持つ隠れゲイとしましては、適度にノンケのふりをして煙幕をはりつつ、場を盛り上げるようにトークを頑張るわけなのですが、逆にそのせいでお姉さんたちから妙にモテてLINE交換したりして、他の男性陣から冷たい目線を送られたり。

何でお客なのにこんなに気を使わなきゃならないんだー

と、思うわけです。

同じお金払うんだったら、僕は焼肉とかお寿司のほうがいいなぁ。


そんなわけで、隠れゲイにとってキャバクラ遊びは憂鬱、というお話でした。
あと、キャバクラのお酒ってなんであんなに美味しくないのかなぁ。



2017年1月13日金曜日

出張のため2日ほど更新お休みします

出張のため、2日間更新をお休みします(これは時間指定の自動投稿です)

み、三日坊主(四日坊主?)じゃないですよ!!!(笑)

男子ばかりでの地方出張なので、夜にキャバクラや風俗に誘われるのが本当に憂鬱です!



2017年1月12日木曜日

ゲイとダーウィンと社会人類学

こんばんわ、こうたです。

BLOG開設から4日目です!

なんとか、三日坊主にならずにすんだぞー!(ぱちぱちぱち)

今日は仕事が早めに終わって余力があるので、このBLOGを作ったときに、1番に書き残しておきたいと思っていたテーマについて書いていこうと思います。


高校の生物で、ダーウィンの進化論を勉強したときのコト。

生物は自然環境の中で淘汰されて、生存に有利な優秀な遺伝子が残っていくことで、進化してきた、ってヤツ。キリンの首が伸びたり、象の鼻が長くなった理由は自然選択説で説明できるんだよ、と先生は言いました。

これを聞いた高校生こうた少年は思ったわけですよ。

「じゃあ僕たちゲイは、人間という種の中に必要ない存在なんじゃないか」

・・・ってね。


種の目的が、優秀なDNAを運んで繁栄していくことなのだとしたら、僕らの生まれてきた理由って何なんだろう。進化の上で突然変異には重要な意味があるけれど、そもそもDNAを運べない変異って無意味過ぎない?

一昨日、マイノリティの割合の話を書いたけれど、左利きでも、AB型でも、異性愛者であれば子供はつくれます。じゃあ、僕らは一体、何のために生まれたんだろう。DNAのエラー、つまりホモサピエンスという種の失敗作なんだろうか。ホモなのに。

・・・そんなことを考えて、夜も眠れなくなってしまったわけです。


そんでもって、ここからは高校生らしいと言えば高校生らしいのですが、それからしばらくの間、僕はちょっとだけ自暴自棄になりました。遅めの反抗期。生物の授業がきっかけでグレるなんて、今思えばなかなかのレアケースなんじゃないでしょうか(笑)


僕はその悩みをしばらくの間抱えていたのだけれど、数年後に、ひとつの解決にいたりました。


人間は、ほかの生物とは異なり、個の連続性ではなく、社会的な総体として進化していく種なのだ、ということです。

つまりどういうことかというと、例えば「船」を発明した人間がいたとして、その技術が社会の中に受け継がれる限り、人間は「船で海をいく」能力を獲得します。必ずしも、「船」を発明した人間が子供を残したかどうかは関係ありません。これが「社会的な総体としての進化」です。
僕はアインシュタインと血縁関係はありませんが、一般相対性理論を知っています。そこにDNAが介在する必要はありません。

一方、クジラは牛の仲間から進化したと言われていますが、長時間海を泳ぐために、数万年かけて次第に鼻が頭の上のほうに移動する進化をしています。これは、個の連続性によって種が進化した例です(※この例えは何かの本で読んだんですが・・・引用元を思い出したら追記します)


要するに何を言いたいかといいますと、

人類の歴史に意味のある爪痕を残すことができたのなら、僕という存在は人類という種の中で意味を成すのだ

ということです。

生きてていいんだ。頑張ったら意味あるんだ。

この納得のおかげで、グレかけていたコウタ少年は、全力で自分の夢を追いかけようという方向に軌道修正することができたのでした。

めでたし、めでたし。


僕はダーウィン問題(笑)で2年ほどグレましたが、願わくば、このブログにたどり着いた同じ悩みを抱える少年少女たちの助けになれたら、これほど嬉しいことはありません。



2017年1月11日水曜日

お酒と隠れゲイの危険な関係

BLOGつくって3日目。
こんばんわ、こうたです。

昨日「にほんブログ村」さんに登録したところ、ちょぴっとアクセス数が増えていました。ゲイカテゴリーにだけ登録したのでうっかり迷い込んでしまうひとはいないだろうし、5~6人が読んでくれるくらいが身の丈に合っていてちょうどいいなぁと思っております。

さっそくコメントもいただけて、少し舞い上がり気味。


仕事のお付き合いがあって、今夜はちょっとだけ酔っぱらっています。
キーボード打つ手も若干あやしいので、あとで読み返してひどかったら、このエントリーは急に消すかもしれません(笑)

僕はお酒が好きで、普段からそこそこ飲んだりします(たぶん、人並よりは強いほうだと思います)。ひとりでのんびり飲むのも好きだけど、にぎやかな飲み会も大好物。でも、隠れゲイにとってお酒の席は、細心の注意が必要です。

ほろ酔い気分の勢いで、気になる男の子に余計なひとことを言っちゃったりしたら・・・これまで鉄壁の防御で隠し通してきた努力が水の泡です。

「こうた君、彼女いないの?」などと、ありがた迷惑なお節介をやいてくる職場のお局様も、シラフなら適当にごまかせますが、酔ったらなるべく距離をおきたいところ。

関係ないですけど、なんでおばちゃんって、若者をツガイにさせようとするんすかね。
よしんば僕に彼女ができて、あんたに何の得があるんだヨ!(笑)


・・・でも、時々想像したりするのです。
酔いに任せて全部ぶちまけられたらどんなに楽になれるか。
小学生以来、ずーっと隠してきた自分の本性を、お酒の力を借りてさらけ出せたら。

なーんて、

・・・そんな誘惑に一瞬クラッとしつつも、隠れゲイは酔いつぶれる前にオトナしく帰宅です。

健康のためにはそのほうがいいのかもしれませんね。



2017年1月10日火曜日

マイノリティの割合

BLOGつくって2日目。
こんばんわ、こうたです。

何も宣伝していない(そもそも内容的に宣伝するつもりもない)ので当たり前といえば当たり前なのですが、昨日からのBLOGアクセスは2件。しかも、うち1件は自分!

もう1件はアメリカからのアクセスでした。

英語版ミラーサイト作れたら最高なんだけど、ごめんね、僕は英語はさっぱりです(笑)


このBLOGは、のんびり書き溜めていって、いつか必要とする人に発見されればいいやというスタンスなので、特段アクセス数にはこだわらずに書いていくつもりですが、データというのは物事を正確に理解するために役立つので、情報が氾濫しているインターネット社会だからこそ、数字を自分の目で見ることは大切だなぁと思います。


数字といえば、

日本の人口に占めるLGBTの割合はどのくらいなのか。

って、皆さんご存知ですか?

諸説あるけど、だいたい5%~8%くらいって言われているようです。
1クラスに1~2人くらい?感覚的には大きく間違ってはいないような気がします。

調査会社や調査方法によって数字に大きな差があるのは、やはり僕のようにLGBTであることを隠しながら生きている人が多いのだろうと感じます。バイセクシャルにも、ゲイ寄りのバイと、ノンケ寄りのバイがいたりしますが、後者はあまり自分のことをLGBTって言わない気がします。

他のマイノリティと比較すると、左利きが約10%、AB型が9%くらいだから、AB型に出会うくらいの確率で、LGBTは普通にいるわけです。

なーんだ、結構いるじゃん。


僕が、自分がゲイかもしれないと気付いて孤独に悩んだ小学6年生のころ、このデータを知ってたらどんだけ救われただろう、と思います。

当時の僕は、同調圧力の強い田舎の小学校にいて、ひとり地球に迷い込んだ宇宙人のように、孤立無援な絶望感を感じていました。情報も少ない土地だったので、助けを求めることもできず、多感な時期、真っ暗闇の中でもがいていました。

ホントはこんなに仲間がいたのにね。

あの頃の自分に手紙を書けるとしたら、ひとこと「心配しなくても大丈夫だよ」と教えてあげたいです。


2017年1月9日月曜日

はじめましてのご挨拶

はじめまして、「こうた」と申します。

まずは簡単に自己紹介させてください。

20代後半にさしかかってるというのに、いまだに飲み屋で高確率で年齢確認をされる、童顔社会人です。お酒好き。運動も好き。タバコは苦手。趣味は、ひとりで本を読む時間。

セクシャリティはゲイですが、いわゆるカミングアウト(ゲイであることを家族や友人に告白すること)をしていません。
ゲイの自覚が芽生えたのは小学校6年生のときなのですが、それから10数年、そのことを家族や、友人や、職場の人たちに明かすことなく生きてきました。

理由は、僕がなりたいと思っていた仕事につくために、どうしてもそれがマイナスに働いてしまうためです(やってやれないことはないかもしれませんが確実に不都合があると思っています)。夢の実現と天秤にかけた結果、僕は自分のセクシャリティをカミングアウトしないで生きることを選択しました。

嘘の自分を作って生きていくことはそれなりにきつくて、そのために傷ついたり、悩んだり、自棄をおこしたこともたくさんありました。

でも今は幸いにも、家族との関係も良好ですし、一緒に楽しい時間を過ごせる良い仲間たちもいて、そして、子供のころから夢見ていた仕事で何とかごはんを食べることができています。ゲイであることに苦しんだことで、精神的に随分とタフにもなりました(笑)


そんな僕がなぜBLOGをはじめたのかと言うと、こういう悩みを持っているLGBTの人が世の中にたくさんいらっしゃると思ったからです。

相談に乗る、なんてことはおこがましいけれど、経験や思ったことを共有することで何か糸口になることがあるかも。僕が10数年かけて、時にはズタボロになって悩みぬいた色んなコトを、自分の中に閉じ込めずにアウトプットすることで、少しでも平和利用できないだろうか、という考えです。

基本的には、日々考えたことをつらつらと書いていこうかと思っておりますが、実生活でカミングアウトしていない都合上、仕事のコトや本人につながりそうな情報は少しだけボカして書かせていただくこともあるかと思います。

読んで何か感じたことがございましたら、レスをつけていただけたら必ずお返事いたします。
(※LGBTにご理解のない方からのコメントはご遠慮させてください)

「KOTALOG」(こたろぐ)をどうぞよろしく!